ホストマン。

どうもテレビは最近、
トリノオリンピックの白い画面しか映しませんね。
うちのテレビだけですか。
最初は目新しさからぼんやりと観てたけどもうここまで
オリンピックが番組を圧迫すると、
さすがに辟易してめっきりテレビを観なくなった。
ミキティはいつ出るんだ?
織田信長の子孫は出ないの?


まぁそういうのは置いといて、
兎に角テレビを観なくなったんだよと。
だから微妙に外してるかもしれないし既に僕以外の人間全員が
気付いてることかもしれない。
それでも恐れずに書くと、
いささかホストブームにあるよねこの日の本の国は。
これ間違ってないよね。


KAT-TUNとかから発祥だろたぶん。
はい、カトゥーンのスペルがわからなくてググりましたよっと。
なにかっていうとホストでしょ。おまえら。


ヨンさまの次くらいのポストにおさまろうとしてる。ホストだけに。


そしてそれは僕の日常生活にも侵食してきていて、
20時くらいにタクシーをつかまえると車中で、


「お兄さん、これからビジネスですか?」


と好奇の目を向けられる。
最初は『はて?』とタクシーのおっちゃんの言ってることが
何を意味しているのかわからず、
「ああ、えぇまぁ打ち合わせですけど」
と返すと


「ああそうですかー打ち合わせなんかもあるんですかー!
 僕らテレビの中でしか知らん世界やからねー!」


と返されキツネにつままれた状態に。
なんのことだろうと思いながらも、
打ち合わせをこなし軽く飲んで帰路につこうとタクシーをつかまえる。
するとまたぞろ車中で、


「飲むのがお仕事でしたら大変でしょー?
 ごくろうさんやねぇ」


はいはいわかった。間違えられてる。夜の商売の方と。
むっとしたので、


「そうなんですよねぇ。やっぱり身体のことを第一に考えるように
 なりますねー。よかったら運転手さんも遊びに来てくださいよ。
 うちの店、男のお客さんも大歓迎ですから」


と言っておいた。
別にホストの方が悪いなんて言わない。
タクシーのおじさんの決め打ちが腹立たしいだけで。
しかし市民権を得ましたね。ホストマン。