ひとり笑ってはいけない。

先日録画したガキの使いSP『笑ってはいけないハイスクール』をあまりにも繰り返し見過ぎで、
もうふとしたことでほっしゃん。のうどん芸が脳内をよぎり
日々狂いそうになりながら生活している。


まぁそれは置いといて、昨日発泡酒を買いに近所のスーパーに行ったのだけれど
寒い。もう勢い的に長袖。
半袖のうえにビーサンだったのを心の底から悔いた。


もう10mでスーパー到着といったところでスーパー前に一台の車が停まった。
車から降りてきたおっさんを見るとバスローブ一丁。
あり得ない。
バスローブて。
しかもぺらっぺら。
バスローブぺらっぺら。
確実にカメラ回ってるやろ。
必死に笑いを堪えながらスーパーに向かう。


勢いよく降りてきたバスローブは、
スーパー前に置いてある買い物カゴを取ると、
入店せずにやおら携帯で話しを始めた。
ぺらっぺらのバスローブをしっかりと着たおっさんは買い物カゴを片腕に通し、
「せやからそんなん言うたらワシどやされるさかいに」
とスーパー前で話し続けていた。


僕はもういたたまれなくなったのでその横を通りすぎ、
速やかにスーパーに入店し、これまた速やかに発泡酒を持ってレジに並んだ。
会計を済ませもう早く帰ろうとバスローブを見ないように出ようとしたが、
バスローブは電話が済んだらしく堂々と入店。


あっかん笑ろたあかん。負けるで。ほんまに。


平静を装いながらバスローブとすれ違う。
その時バスローブの胸元に、


 『Paradise』


とピンク色のロゴが書かれてあるのを発見し、
僕の心はぽっきりと音を立てて折れた。


耐えられるはずもなく、
僕はスーパーを出た瞬間うずくまり「ひっひっ」と二度笑った。
もちろん頭の中では

「坊主ー  アウトー」


とはっきりと聞こえたが、
幸いお仕置き隊は来ることはなく、僕のお尻が痛くなることもなかった。


惜しむらくはバスローブを写メールできなかったことで、
たぶんもうあれを撮るにはバスローブと僕が会話しなければいけないくらいの距離だったので勘弁してくださいほんとに。