小声で話す薬剤師。

このままだと統合失調症に発展しかねないと判断したのでスパっとお医者に行ってきた。


生活していて感じたことすべて深く突き詰めて考えてしまって、
何故こんなにも自分とかけ離れている事柄にまで考えが及んでしまうのかわからないし異常だと思う。
考えてはいけない。
考えてはいけないことを考えてしまってそれが嫌でひょっとすると一生起き続けている間中こうやって僕の頭は目で見たもの耳にしたものそんなのがなくったって次から次へと頭の中で連鎖して増え続ける考え、言葉、数式、本を読んでて読み方がわからなかった字、卵が先かにわとりが先か、単語の羅列、恋人が言い残した言葉、フレーズが気に入っている国名、絵画のタイトル、子供が繰り返す意味がわからない叫び声、騒音、疲れている体、買ったけど着ていない服、足音、映画のセリフ、


ありとあらゆる僕と関係ない物事。
関係ないとは言いきれないけど、いずれ関係が生まれるのかもしれないけど、
今現在接点が顕在化していない事柄について考えてしまうのをやめたいと告げた。


予想通り不安神経症と診断された。
先生はこっそり書いてたけどカルテが見えてしまった。
ごめんよ。


その後さくっと調剤薬局にてデパスハルシオンレンドルミンを処方されたんだけど、
薬剤師のお姉さんが処方薬の説明をするときの、


「夜眠れないんですねー。こちら新しいお薬ですんでねー。」


という声がものすごく小さな声で笑った。


そんなに気を使ってくれなくても。


そして帰ってきたら切ない電話がかかってきて、泣いた。


自分でキモイなぁってわかってるんだけど、どうにもコントロール不能
まいった。