月にタッチするなんて。





昨晩、向かいのマンションから飛び降り自殺があった。
すごい数の緊急車両に興味を持った人たちがたくさん集まってきて、
気がつけば飛び降り現場はプチ同窓会のようになった。
お前ら家にいすぎ。
完全失業率高すぎ。


比較的早く飛び降り現場に着いた僕は、
現場を仕切るおじいさん(一般人)に色々説明を聞かされてたんだけど、
そのおじいさんは手術で声帯を取ってしまったみたいで、
のどにマイクを当てながら一生懸命説明してくれた。
マイクから出る声は、さながらボコーダーを通したような音になっていて、
完全に80年代moogの香り。
うっとりしながら聞いてた。


集まったやじ馬の中に見知った顔があったので、
僕・見知った顔・見知った顔の妹・猫(アビシニアン)と一緒に飲んだ。
血族にしかできないスーパーコントを見せつけられて腹抱えて笑った。
二人は完全に思考を同調させてるみたいで、
兄の方がしきりに「シンクロニシティや、シンクロニシティや」と繰り返した。
あ、こいつコナン見てたな、って思った。